尊属殺人の規定はもうないが
昼食を食べていたときにテレビを見ていると、子が母親の切断した頭部を持って自首したとのニュースが流れた。
すぐにこのような事件を見ると精神異常と言ってしまう。
しかし冷静に考えると、むしろそう思われる殺人こそ計画的にやっているし、罪がばれてしまうと重罰に処せられ今後の自らの人生に足かせになるという「前後の見境」は分かっているのではないか。
とはいえ、まずは苦しい状況から逃げ出したいという「考え」から一気に殺人の衝動に駆られてしまっているので精神異常ではなく、ごく自然な「短絡的な犯行」と言っていいのではないか。ちょっとした犯罪であっても「前後の見境」がないから起こすものだからそれまで「精神異常」といってはきりがない。
本来、少年犯罪は家庭事情や学校教育など育てられた環境で生じることが多い。
だが子どもたちを取り巻く環境は複雑になっていて、簡単に親や教師などは把握することは難しくなってきている。
今回は母親が悲惨な状態に巻き込まれたが、昔は「尊属殺人」規定があって、育ててくれた人を殺すとは何事だということで他の殺人よりも重罰となっていた。しかし、その規定も憲法違反だということで刑法から削除されている。
いまやその逆、いかに子どもが犯罪に手を染めないように親たちが育て上げるかが問題になっている昨今である。
そうはいっても「忙しい大人」は子どもの面倒なんてみていられないというのが本音だ。
子育てしやすい社会へ変えていかなければ、「成人」として子どもは成長できないものだ。
やはり、「子どもは自然に成長する」というのは幻想に過ぎないのではないかと考えさせられた。
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コメント
親や教師うんぬんと言うのは簡単だけど、実は昔は町内ぐるみで子育てしてたんだよね。
今は他人の子を叱れる大人が少なくなったよね。俺なんてワルガキだったから、近所のおっちゃん、おばちゃんにどれだけシバカレたか…(^^;;;
投稿: おぢ | 2007/05/16 12:51